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カテゴリ: ドクターブログ

根管治療はやっちゃダメ!①

僕は日々、予防の重要性や健康である意義を患者様に説き続けているのですが、さほど健康には見えないのに自分は健康だと言い張る方を時々見かけます。もちろん、その人に対して「不健康ですね」とは言えないので、血液検査のデータであったりレントゲン所見を見ながら問題点を指摘します。殆どの場合、しっかり説明すれば理解を得られます。しかし、なかなか理解を得るのが難しいことがあります。それは「根管治療」です。

虫歯が進行することにより神経に感染が生じると神経を抜かなくてはなりません。神経を抜いた歯は血液の供給も絶たれてしまうため、もろくなってしまいます。そして、削る範囲が大きい場合、その歯は差し歯になります。運が良ければ、何事も無く経過しますが、術者の技量が未熟だと骨内に炎症が残ったり、差し歯が外れてきたり、根が割れたりします。

実際、歯科治療において最も差がでるのは根管治療だと思います。その理由は治療費からも見て取れます。

歯科治療費の国際比較というブログの記事からデータをお借りしてグラフ化しました。元の資料は東京医科歯科大学大学院医療経済学分野の川渕孝一先生の資料となります。

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このグラフは根管治療と金属冠(クラウン)の治療費の国際比較です。日本を含む7カ国平均の歯科治療費は根管治療「50,500円」、金属冠「75,836円」となりました。

日本の料金と比較すると、約8.5倍の格差があります。

もちろん日本にも素晴らしい治療をされる先生はたくさんいらっしゃいます。しかし、保険診療主体の薄利多売である日本の歯科治療において、世界レベルの根管治療を受けることはほぼ不可能です。

根管治療は回数もかかる上、保険で行う以上は非常に割に合わない治療です。ですので、真面目にやればやるほど赤字になってしまい、保険診療中心の先生が根管治療に対しあまり向上心を持たなくなるのも当然だと思います。

このような理由から保険で行う根管治療と、自由診療で行う根管治療では、金額だけでなく使用する器具から術式、薬剤まで全く異なるわけです。

しかし、保険で根管治療しても何の問題も出ずに何十年も使用できている患者様もいらっしゃいます。レントゲン的にも問題ありそうな根の治療にも関わらず、症状なくしっかり使えている人達を見ていると、一体何が正解で何が不正解なのかわからなくなったりします。

結果的にどうなるかはさておき、どのような結果を目指すのかによって保険診療も自由診療も選ぶことができたら良いと思います。当然知識がなければ、安価な保険診療しか選択肢はありません。ドクターの当たりハズレは自己責任となり、歯科選びがギャンブルのようなものになってしまうのです。

従って、日本の根管治療のレベルの低さはなるべくしてなったものであり、そのドクターをよく調べた上で治療を行わないと取り返しのつかないことも起こりうるワケです。このように不確かな根管治療をやらないための最もいい方法は、虫歯を作らないことです。予防って本当に大切ですね〜♫

しかし、根管治療をやってはいけない理由は、これだけではありません。根管治療を行った歯には、もっと重大な問題があるからです。これについては次回に続きます。

 

 

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やめること

最近、糖質制限する人が増えてきましたね。健康観が向上してきた現れだと思いますし、砂糖の摂取は虫歯にも直接影響するので、予防の観点からも素晴らしい傾向だと思います。でも唾液検査時の食事アンケートを見ていると、まだまだ砂糖大好きな人は多いようです。どうやったら歯にも身体にもメリットのない砂糖をやめてもらえるか日々悩んでいます。

何かをやめるには、はっきりした目的が必要です。

そこに我慢を伴うと、ストレスを溜め込んだり、長続きしなかったり、リバウンドしたりします。

長年やってきたことをいきなり無しにすると、心も身体も最初は戸惑うでしょう。しかしやめる理由をしっかりと理解できていればそんなに抵抗はありません。

人は何かをやめるかやめないかを考える時、やめた後のことを想像します。でもそんな生活をしたことがないのであくまで想像です。そして、恐怖を感じ尻込みしてしまいます。そしてやめることをあきらめます。あるいは、自分が好きでやっていることだからと自己肯定してやめようと思ったことも忘れるでしょう。

そして人は利益を追求する生き物です。やめられない人達はやめないことによる利益を求めているからやめられないのです。それは金銭であったり、快楽であったり、出世のためだったり、いろんな目的がありますが、ほとんどは自分本位な理由です。もちろんメリットが多ければやめる必要はありません。しかし、デメリットが多いにも関わらずやめられないのは依存しているということなのです。つまりジャンキーです。

何かをやめるためには、なぜ自分がそうしているのか、依存しているのかをよく考える必要があります。どういうきっかけでやり始めたのか。それをやり続ける必要があるのか。そしてやめることによってどんなメリットがあるか。そのメリットを目的とすると、やめる理由がはっきりして、あまりストレスを感じずにやめることができます。時間やお金や健康など、やめることにより得られるものはたくさんあります。

少し大げさな表現ですが、何かをやめることは現状を変化させ、新しい未来を構築することです。

身の回りには、当たり前に存在するのに無くても全く困らないものが山ほどありますし、日常の行動の中にも必要ないものってたくさんあるはずです。メディアや広告などに洗脳され、あたかもそれを使うのが正しいかのようにされているもの、使わない方がおかしいとされているもの、いろいろあるんじゃないでしょうか?

いろんなものを実際にやめてみると、「何だ、こんなものか。」と意外とあっけなかったりします。

僕も、砂糖はほとんど摂りませんし、果物も季節のものを少量しか食べません。牛乳も飲みませんし、加工食品もほとんど食べません。シャンプーやボディソープなども使用しません。タバコも吸いません。ギャンブルもやりませんし、ゲームもしません。怪我をしても消毒しませんし、ほとんど薬も飲みません。子供をあまり褒めたり命令したりしません。これらは全て目的があってやめたものです。やめた分、得たものも多くあります。例えば有効に時間を使えますし、健康的に生活出来ていると実感しています。あと、趣味も増えた気がします。

モノであふれた世の中で、本当に必要なものとそうでないものをしっかりと分別し、より無駄を省いたシンプルな生き方をする方が、仕事や趣味にも時間をたくさん使えるし、より健康的でいられると思います。限られた人生の中でいかに無駄を省くか、いかに人間的に生きるか、最近そんなことばかり考えたりしてます。だって、人間であることはやめられないのですから。

 

 

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新年の抱負2016

あけましておめでとうございます。

昨年に引き続き、新年の抱負を語ってみます。

2015年は、1.理想の食事法を確立すること・2.風邪を引かないこと(やせ我慢も可)・3.一般向けに講演することを目標に掲げました。

1.理想の食事に関してはあれこれ勉強してみましたが、画一的な方法を提唱する必要をあまり感じないので、少し変えた形で患者様に指導するようにしました。

それは砂糖や食品添加物など、最低限排除するものを決め、しっかり食べるべきものを理解することです。そしてなるべく自然なものをいただく!!これに尽きると思います。

しかし、肉も野菜も魚も人工的なものが世の中には溢れかえっています。さらに過度に精製された食品や、加工食品に含まれる食品添加物や遺伝子組み換え食品、人口甘味料などを考えると、不自然なものを全く食べないと言うのも厳しいものです。しかし、なるべくそれらのような食べないようにするだけでも大きく健康に影響すると考えています。そして、制限の意味合いが強いと人はストレスを感じてしまうため、何事もほどほどから始めていく必要があります。もちろんできるなら、きっぱりやめてしまった方が良いと思います。中には家族の理解を得られない方もいらっしゃるかと思いますが、健康になりたい気持ちと、正しい知識があればさほど難しいことではありません。

ですので当院では、食事法を提案するのでは無く、患者様のライフスタイルや健康状態を把握し、徐々に知識を増やしながら食生活を変えていく手法をとることにしました。

2.風邪をひかないことに関しましては…咳が止まらなくなることも、鼻水が滝のように出てくることもありましたが、大きく体調を崩すこと無く、休まず診療することができました。

3.11月には懇意にしている技工所の方から講演を依頼され、食事に関する話をしました。もちろん食事に興味のある人ばかりではありませんが、少しでも見直す機会になって貰えたら幸いです。

そんなこんなであっという間に1年が経ちましたが、たくさん本も読めたし、医院の体制もまだまだですが少しずつ予防歯科専門クリニックとして機能するようになってきました。

なので2016年の目標は、

1.予防歯科専門クリニックとして地域に定着させること。

2.一般向けにクリニック主催の予防歯科の講演を行うこと。

3.ブログの更新をサボらないこと。

そして、昨年よりもたくさん勉強して一人でも多くの方に健康観をもってもらい、虫歯のない世の中を目指して皆様に貢献していきたいと思います。

まだまだ若輩者のオーラルクリニック宮崎台ですが、今年もご愛護賜りますようお願い申し上げます。

 

 

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低体温

だんだん寒くなって来ましたが、年末なのにまだ紅葉が残っていたり、昼間はすごく暖かかったり、体調管理に苦戦している人も多いのではないでしょうか?受験生なんかはくれぐれも甘いモノを食べながら勉強するなどという、免疫を低下させるようなことは避けてくださいね!

さて、今回は小児の低体温についてです。

皆さんの体温は高めでしょうか?低めでしょうか?ヒトは体温が下がると免疫が低下します。たとえば、年をとると体温が下がってきますし、ガン細胞なんかは低体温であるほど早く増殖します。免疫学で有名な阿保徹先生は「低体温は万病のもと」と言っています。

昭和32年から、当時の厚生省は子供の体温の変動をチェックしています。東京医科歯科大学のグループの調査によると、当時の小学生(6歳〜12歳)の体温の平均が37度代でした。また、別のグループの調査で0歳〜2歳は38度代というデータが出ています。つまり子供は大きくなるために熱エネルギーが大量に必要となるため、体温が高くて当たり前なのです。しかし、現代では37度代以下の子供が増え、38度の熱が出るとすぐに病院へ連れて行き、不要な薬を飲ませている無知な親がとても多いように感じられます。発熱するということは、子供がせっかく病気を治すために熱を上げていることであり、薬なんかでそれを下げる必要はないということです。子供の能力はどんな大人よりも高いのです。無知な大人がエゴによって子供の免疫を知らぬ間に低下させているわけです。

以下に低体温の改善方法を真弓定夫先生の本から抜粋し挙げておきます。

1.砂糖や精製穀類などの精製物をやめる

これは過去にも書きましたが砂糖はヒトが精製した食材の中で最も問題を引き起こします。それ故、やめることは容易ではないでしょう。麻薬のようなものなので。また砂糖は止めれたけど精製穀類は止めれないという人がたくさんいますが、GI値(高いほど血糖値を上げやすい)も高く砂糖に近い組成なので要注意です。

2.筋肉量を増やす

スポーツ選手やむきむきキン肉マンで低体温の人はまずいません。筋肉は発熱機関であり第二の心臓でもあります。インナーマッスルを鍛えなさいなんてよく言われます。

3.添加物や農薬や経皮毒類など化学物質を遠ざける

これらは抗生物質やクスリに近い作用があり、ホルモンを乱し体温を下げる傾向があります。冷凍食品などの加工食品、コンビニやジャンクフードばかり食べていれば病気になりやすいのは当たり前です。

4.動物性食品を食べる

動物性食品は悪いという人がいますが、人類の歴史は動物性食品摂取の歴史であり、質を選べば悪いということはありません。多種な栄養素とタンパク質を含み体を作るのに役立ちます。肉にこだわらず魚貝や卵やチーズなども重要です。

5.野菜は要注意

野菜=ヘルシーと思っている人がいますがこれも要注意です。野菜には特に旬がありますので体を冷やすモノがあると東洋医学では教えます。にんじん、ごぼう、大根などの冬野菜や根菜は体を温めるといい、ナス、ピーマン、トマト、ゴウヤなどは体を冷やすと教えています。ただ、だからといって夏野菜が悪いわけではありません。

6.温めなさいでよいのかどうか

よく温泉に入りなさい、半身浴しなさい、服を何枚も着なさいというのがありますけど良いとばかりいえません。これらは外的に温めている部分が強く、体がそれに適応してしまう可能性があります。野生や生物の原則から考えれば着すぎは問題です。暖衣飽食病の元という言葉もありますから要注意。ちょっと寒いと思えるくらい一枚減らすことが推奨されます。子供にヒートテックなんてもってのほか。

7.冷暖房を使い過ぎない

これも同様の考え方で要注意です。ヒートアイランドの都会では必要かもしれませんが、昔は冷房がなくても脱水になどなりませんでした。季節を感じられないほどの空調は体を壊しますので要注意です。

8.常在菌を多く保つ

これは腸内細菌を多くするという意味と、皮膚や口の中の菌を殺菌しないという二つの意味が含まれます。アレルギーは清潔病であるという藤田紘一郎氏の有名な言葉もありますね。うがいや手洗いは風邪の予防にはならないというエビデンスもあります。ついでにマスクもほとんど意味がありません。

(一部引用終わり)

以上をまとめると昔の子供のように、青っ鼻垂らして外で元気に遊び、砂糖や添加物の入っていない自然なもので作ったご飯をしっかり食べることが大切だそうです。その通りだと思います。風邪を引いたらすぐ病院に連れて行くとか、すぐクスリを飲むといった行為は現代の親のエゴだと言えるでしょう。風邪が流行る季節ですが、子供達がたくましく成長するのをじっと見守ることこそが親の責務ですよ!

 

 

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腸の神秘③

引き続き、腸のお話です。

人間本来の生き方を考えず、メディアなどに踊らされ続けているような人は、生活の中で常にストレスを蓄積するようになります。一方、脳天気で、お気楽でごきげんな毎日をおくっている人は、若々しく活力に溢れています。しかし、このご時世なかなかそうはいきませんね…

そして、そのストレスこそが腸内環境を乱す主な原因となります。腸は身体にストレスを受けた時、その不安を打ち消すためにセロトニンを分泌します。セロトニンが急に増えると腸の動きは活発になり、不規則な収縮を繰り返します。これは、身体が腸を守ろうとしている反応であり、下痢をしたり、便秘になったり、腸に傷みを感じたりするのも腸が脳に対しSOSを発信するようになるためです。

さらにストレスは、外部から受けるだけのものではありません。周りの環境から影響を受け体内で問題を作り出しています。その問題とは活性酸素です。活性酸素は便利な世の中であればあるほど増加してきます。排気ガスやタバコの煙、電化製品からの電磁波、放射能、紫外線の影響によっても腸の中で活性酸素が発生します。

食品にも活性酸素を発生させるものはたくさんあります。主に砂糖、アルコール、食品添加物、残留農薬、水道水の塩素などが挙げられます。とりわけ加工食品にはこれらが多く含まれています。活性酸素は全身の細胞を劣化させるものですが、体の免疫に重要な腸の細胞を劣化させてしまうとたちまち全身の健康に影響が出てくるわけです。ですから、食べるものにはひときわ注意が必要です。

食べ物には活性酸素を打ち消すものもあります。それはフィトケミカルと呼ばれる抗酸化物質を含む一部の植物です。なかでも注目されるのは、オリーブオイルです。上質のエキストラ・バージン・オリーブオイルには抗酸化作用を示すビタミンEやポリフェノール、オレイン酸が多く含まれています。しかし、熱して酸化させてしまうと意味がありませんし、そのオリーブがどのように育てられたのか、どんな方法でオイルを抽出したのか、どのような容器に入っているのかによっても抗酸化作用は変わってきます。そもそも、スーパーに置いてあるエキストラバージンオイルの8~9割は、精製加工された国際規格に合っていない偽物ですので、しっかり本物を見極めて購入するようにしましょう。

その他にはオメガ3脂肪酸を多く含むえごま油や亜麻仁油、しそ油、加熱調理もできるグリーンナッツオイルは抗酸化作用も強く、ビタミンCと一緒に摂取するとさらに効果は高まります。

そして、酸化ストレスの除去と合わせて行うべきなのは、腸内細菌を育てることです。そのためには腸内細菌のエサとなる食物繊維を含むもの、野菜、豆類、穀物などを使用した料理をしっかり食べましょう。さらに、良質の細菌を多く含み食品添加物を使用していない納豆、味噌、醤油などの発酵食品を積極的に食べましょう。こうした日本人にとって伝統的な食生活を実践することで、日本人は腸内細菌も増えて腸内環境が整い、心身ともに免疫力の高い状態を維持できるというわけです。

今月は腸のお話ばかりでしたが、世の中の親達にもぜひ腸の素晴らしさを知っていただき、自分の子供がなぜ風邪をひきやすいか?なぜ落ち着きがないのか?など、病院にかかる前に冷静に考えて、食生活などを見なおしてみる必要があるのではないでしょうか?子供の免疫を奪い、その病気を作っている張本人が親である可能性は大いにありますから。

 

 

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腸の神秘②

少し間が空いてしまいましたが、引き続き腸内で生じている神秘的な現象をもう少し掘り下げてみます。ポテチやジャンクフードは体に悪いとわかっていながら、その依存性ゆえ食べてしまうのは脳内物質が関係していると述べました。

ヒトは「おいしい」という感覚を得ると、β-エンドルフィンやドーパミン、セロトニンが増えて快楽中枢が刺激され、脳が幸福を感じます。その脳の幸福感を得るため、また美味しさを求める。これを繰り返すことにより自分の報酬系を活性化させてしまいます。報酬系が活性化されたヒトは強いストレスにさらされると過度に「快」を求めてしまいます。その結果、過食になったり異常行動をしたりします。

このような行動を引き起こす原因であるセロトニンやドーパミンなどの脳内物質とも腸は密接な関係があります。

セロトニンもドーパミンも幸福物質と呼ばれている幸せな時に分泌される脳内物質です。そして、もともとは腸内細菌間の伝達物質なのです。生物は、腸から発生してきたことを前回書きましたが、感情や気持ちなどを決定する脳内物質もほとんど腸で作られているのです。正確には脳内物質の前駆体を脳に運ぶという重要な役割を担っています。

では脳内物質が何から作られているのでしょうか?

当然、腸内で利用できるものといえば食べ物しかありません。ドーパミンはフェニルアラニンというアミノ酸がないと腸内で合成できません。フェニルアラニンは腸内でチロシンという物質になり、それが水酸化してL-ドーパというドーパミンの前駆体として合成されます。

また、セロトニンもトリプトファンを食物から摂取する必要があります。トリプトファンは5-ヒドロキシトリプトファンという前駆体に代えられて腸内細菌によって脳へ運ばれます。そして体内のセロトニンの90%は腸に存在していると言われています。

しかしこれらのアミノ酸が多く含まれる食品をいくら食べても、腸内細菌がバランスよく増えていないと、うまく合成することができません。それは、腸内細菌のバランスが悪いとアミノ酸を分解するのに必要なビタミンが不足してしまうからです。アミノ酸の分解にはビタミンB群がとても重要です。腸内細菌は、パントテン酸(ビタミンB5)、葉酸(ビタミンB9)、リボフラビン、ナイアシン(ビタミンB3)、ビオチン(ビタミンB7)、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンKも生成します。細菌のエサであるセルロースの添加によってビタミンB群の合成が大幅に増強されるという東北大学の研究もあります。セロトニンやドーパミンを合成するためには、葉酸やナイアシン、ビタミンB6などが無くてはなりません。腸内細菌の数が少ないとこれらのビタミンの合成量も少なくなるのです。

そしてビタミンC も重要ですが、ヒトはビタミンCは体内で合成することができません。そのため、食べ物から摂取することが必要です。しかし、乳酸菌もビタミンCを微量ながら生成します。野菜や果物を摂れない遊牧民は、乳酸発酵された馬乳酒を1日最低1-3リットル程度飲んでいるとの報告もあります。馬乳酒にはビタミンCが100mlあたり8-11mg含まれているからです。だからといって体内の乳酸菌によってもたらされるビタミンCはほぼゼロなのには変わりませんが。。。

したがって、腸内細菌のバランスが良く、しかも多量に存在しないと、腸内でのビタミン合成が低下し、セロトニンやドーパミンが不足して、イライラしたり、鬱状態になったりするのです。

では、その腸内細菌のバランスはどのように整えれば良いのでしょうか?続く。。

 

 

 

 

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腸の神秘

皆さんは腸は食べ物を消化する以外にもたくさんの働きをしていることをご存知でしょうか?すでに19世紀の中ごろには、腸内細菌と腸、脳は双方向に影響を及ぼしていることが認識されていたようです。

その影響とは、例えば感情やストレスは迷走神経と腸壁神経系の経路を介して消化管の蠕動運動や消化吸収、食欲などに影響を与えます。叱られたり失敗したりすると胃が痛くなったり、緊張するとお腹が痛くなったり下痢したり、ストレスが長期化すると食欲がなくなって体重が減るといった経験が皆さんもあるでしょう。また、腸の炎症ではこの経路が活性化され消化管からの信号が脳に送られます。ですから、腸と神経には密接な関係があるのです。

そもそもの生物の進化を紐解くと、最初に神経系ができたのは脳ではなく腸なのです。原始的なヒドラなどの腔腸動物には脳がなく、腸の中にニューロンがあるため、腸が脳の役割を果たしていました。そこから進化はスタートし、昆虫のような腹側神経系動物と、哺乳類のような背側神経系動物に分かれていきました。

背側神経動物の進化はまず、ウニやヒトデなどの棘皮動物に始まります。棘皮動物に介在神経系細胞と呼ばれる原始的な中枢制御機能が備わっています。さらにナメクジウオやホヤなどの尾索類に神経管が出現し、その後の脊椎動物へつながっていきました。

そして進化を重ね、ヒトの脳は即座に正確な判断をするために、1000億個もの脳細胞が複雑かつ精巧な仕組みで形成されるまでに至りました。しかし、発生から見ても分かるように、腸こそが神経系の基であり、腸には大脳に匹敵するほどの数の神経細胞があるのです。ですので腸はとても賢くできています。

腸の賢いところは、脳は食べ物が安全かどうかの判断はできませんが、腸は判断できます。食中毒を引き起こす細菌が混入していても、脳は「美味しそう!食べなさい!!」とシグナルを出します。しかし、腸は細菌が入ってくると、腸の神経細胞が即座に判断を下し、嘔吐や下痢などの激しい拒絶反応を示します。そして身体が中毒にならないように守ってくれています。

しかし、現代の食事には、砂糖やアミノ酸、様々な食品添加物が含まれており、それらはすべて脳が喜び、欲しがってしまう物質なのです。頭では体に悪いと知っていながらも、ポテチやジャンクフード、甘いものがやめられないヒト達もいますが、うまい具合に食品及び食品会社に脳を操作されていることに早く気づくべきでしょう。

ちなみに、これらの食品の依存性や食べた時の興奮は脳内物質であるセロトニンやドーパミンが影響します。しかし、これらの脳内物質も腸と密接な関係があります。それはまた次回にしますね。

 

 

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ネオニコチノイド系農薬

皆さんは、日本が世界で最も農薬を使用している国であることをご存知でしょうか?(近年では韓国が1位というデータもあります。)そもそも農薬とは、作物に使用する殺菌剤、防黴(ぼうばい)剤、殺虫剤、除草剤、殺鼠剤、植物ホルモン剤などの総称です。

海外から農作物を輸入する際、カビが生えないようにぶっかけているのもポストハーベスト農薬です。現在、TPPが大筋合意されたということで非常に懸念されるのは、この残留農薬の基準値も大幅に引き上げられる可能性があるということです。

そもそもTPPの一番恐ろしいところは「ISD条項」にあるといえます。ISD条項とは、商品を売りたい外国の企業が、日本の厳しい規制のせいで商品を売ることができないといった際に日本の政府を相手取り、損害賠償を求めることができるという取り決めのことです。つまり、海外の大企業はより多くの商品を売りたいがために勝訴することで日本の法律を変え、規制を緩和させることができるのです。事実、2012年に米韓FTAを締結した韓国はISD条項のために、1年間で畜産業の7割が廃業し、政府発表で63本、弁護士会の発表で187本もの法律改正を強いられました。

このISD条項については別の機会に書こうと思います。

日本は世界的に見ても残留農薬の基準値が最も緩い農薬大国であり、EUと比較して基準値は数10~数100倍も高いのに、TPPによってさらに緩和されるわけです。

農薬の中でも最も深刻なのがネオニコチノイド系農薬です。ネオニコチノイド系農薬は、水溶性で浸透性が高いため、効果が持続しやすいため頻繁に使用されています。ネオニコチノイド系農薬はこの高い浸透性により、根や茎、葉や実にも浸透するため、洗っても落ちません。さらに土壌深くに浸透し、水に溶け込んで流れていき、空気中にも拡散するため、作物やそれを食べるヒトのみならず、様々な生物に影響を与えてしまうのです。そして、この農薬は、子供の脳や神経などへの発達神経毒性も指摘されています。中でも、神経伝達物質であるアセチルコリンにこの農薬が作用することによって、小児の自閉症やアスペルガー症候群の増加を引き起こしていると報告されています。。

このため、EUに加盟する27カ国は2013年12月よりイミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサムの3種類のネオニコチノイド系農薬の使用を禁止しました。

一方、日本はクロチアニジンの残留基準値は国際基準と比較しても50~2000倍と異常に高かったのですが、厚生労働省は2015年5月にこれをさらに緩和することを決めたのです。これはTPPを見越してなのか、圧力をかけられていたのか、理解に苦しみます。国民の健康を売り渡す行為以外の何ものでもありませんね。

いずれにしろ、スーパーに並ぶ野菜には使用した農薬が表記されているわけでもありませんし、この先どんどん規制が緩和され、より農薬で汚染された食品でいっぱいになってくるのでしょうね。何も考えてない人達は価格が下がって大喜びするのでしょうが、はたして自閉症の子供が増えてくることにも疑問を感じずに要られるのでしょうか?自分や家族や周りのヒトを守るのは、自分が知識をもつことだけであることをより多くの人に気づいてもらいたいものです。そして、こんな馬鹿げた仕組みを早く取っ払うための行動を起こさなければならないと考えています。

 

 

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着色料

最近は我が家でも見かけなくなりましたが、魚肉ソーセージってなぜあんな色をしているのでしょう?当然、着色料不使用のグレーがかったものもありますが、子供の好きなキャラクターコラボ商品なんかには未だに毒々しい真っピンクのものも見られます。子供の目にはピンクの方が新鮮で美味しそうに見えるのでしょうか?今回はそんな毒々しい着色料についてです。

現在日本で使用されている着色料は天然着色料と、合成着色料の2種類があります。

天然着色料には、カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素があります。

また合成着色料には赤色2号、赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号があります。

もともと合成着色料は、コールタールを原料に作られるタール色素でしたが、現在は石油精製の際に得られるナフサを原料としています。いずれにしても、石油からできているため、飲み薬と同様に身体にとっては毒となります。

1957年、アーサー・A・ネルソンは米国食品医薬品局(FDA)が行った実験で、当時使用が認められていた13種類の着色料をラットの皮下に注射したところ、10種類がガン腫瘍を発生させたと報告しています。また、科学記者のアール・ウベルは、人々はこのラットの2倍の着色料を口から摂取していると述べています。つまり、加工食品にはたくさんの着色料が含まれているため、ガンの発生要因となるわけです。もちろん着色料だけではありませんよ!

では、天然着色料は問題が無いのでは?と考える人もいるでしょう。こちらも色々問題を孕んでいます。例えば、2012年に日本の消費者庁はコチニール色素がアナフィラキシーを生じる可能性があるとの研究発表を受け、注意喚起をしています。

コチニール色素とは、サボテンに寄生する南米原産の昆虫であるエンジムシから抽出される赤色の着色料です。この色素が使用されるのは、ハム・かまぼこ・お菓子・ジュース・医薬品・化粧品(口紅・アイシャドウ)などです。この色素の急性アレルギーを発症したもので最も報告が多かったのは不自然なピンクに染まった「イチゴ牛乳」でした。

さらに遡れば2004年に厚生省は、当時、ハム・かまぼこ・ジュース・麺類などに使用されていたアカネ色素が高い発がん性があるとして、突然使用を禁止したこともありました。

食品に使用される着色料は、発色を良くし、新鮮さを強調したり、視覚的に美味しそうに見せるためだけのものです。つまり、入っていようがいまいが栄養価的には何も変わりはないのです。食肉においても動物の死肉はグレーがかっているものであり、スーパーに並ぶ肉のように着色料で赤々と色付けされたものとはかけ離れています。結局、偽ってまで美味しそうに見せるとか、新鮮そうに見せるのは、食品産業の腐った部分であり、当然、健康云々を考えているワケが無いのです。

次はどの着色料が禁止されるのでしょうか?そして禁止されるまでは、堂々とスーパーに置かれ、人々は何も知らぬまま食べ続けるんでしょうね。その製造元も禁止されたら着色料を別のものに変えれば済む話で、罰せられることもありませんし、悪気なくやっているためタチが悪い。結局そういった商品を「買わない」「食べない」という自衛でしか防ぐ方法は無いということですね!!

 

 

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身体のpHについて

近頃、芸能人のガンの報道が盛んにされていますね。ネットでも「可哀想」とか「がんばれ」とかいろいろコメントが飛び交っているようですが、僕はガンは運悪く患うものではなく、その人の生活習慣の積み重ね(特に食生活)であると考えています。病気には必ず発生原因があり、予防法も必ずあると信じているからです。

しかし、メディアでは実際に効果の高い代替医療を紹介したり、ガンの予防法を大々的に発信するなんてことはほとんど行われません(インチキまがいの金儲け主義以外は…)。それはもちろん、本当に治ってしまうと多くの人(利権に群がる人たち)が損をするからです。そして、彼らに圧力をかけられてしまうからなのです。

正直、僕はガンのことは不勉強でよくわかりませんが、今回は身体の健康や予防に直接関係してくるとても重要な身体のpHについて述べていきます。

過去の記事で何度もとりあげてきたプライス博士とその後のメルビン・ページ博士の研究によると、空腹時のカルシウムとリンの値が健康の指標になることを示しています。カルシウムとリンは約2.5:1の割合で結合し、空腹時の適正値はカルシウム10mg/Lに対しリン4mg/Lとなります。

ここで重要なのがリンが抑制されると身体のpHが下がり酸性化するということです。栄養学の専門家であるサム・クイーンは著書の中で次の5項目を述べています。

1.酸毒症→身体が酸性になる

2.フリーカルシウムの増加→リンが抑制されて酸毒が増えれば、余剰カルシウムが増える

3.抑制のない慢性炎症→フリーカルシウムがあると慢性炎症が増える

4.結合組織の崩壊→慢性炎症により結合組織が崩壊する

5.酸化ストレス→組織崩壊に伴うフリーラジカル生成により酸化ストレスになる

この5項目がループすることにより身体(細胞)がどんどん酸化し、老化や免疫の低下を招くことになります。さらに野菜についた農薬や歯の詰め物から溶け出した重金属などもこの悪循環をさらに回しはじめます。

身体のpHが低い(酸性の)ヒトは腸にも問題をもつことが多く、リーキーガットシンドロームなどの問題を生じやすく、腸内細菌のバランスも乱しがちで、食品のアレルギーも発現しやすくなります。

食品の中で、特にリンが抑制されpHを下げるものは、砂糖、カフェイン、アルコールです。しかし、身体への影響は個人差が大きく、必ずしも同じ量の接種で同じような抑制が起こるわけではないようですが、これらの食品をなるべく生活から排除することが健全に生活していくうえで重要なのです。海外ではガン治療を行う際、食事指導を徹底し、これらの食品をしっかりと排除することで良好な結果を得た症例も数多く見受けられます。結果これらはあくまで嗜好品であり、身体には必要のないものと言えるのです。

では、どうすれば身体のpHを高めることができるのでしょうか?サム・クイーンは以下の項目を勧めています。

1.精製糖と天然果糖を避ける。フルーツジュースは最低限にし、飲むのであればアップルジュースを少量にする。

2.カフェインとアルコールを避ける。

3.重金属、農薬、化学物質、キャビテーション、問題のある歯根の治療歯を身体(口腔内)から除去し、解毒する。

4.自分に合った食生活を見出す。

5.新鮮なレモンジュースを水に足す。

これら以外に僕がお勧めできるものは、重曹水(うがいをする時に少し飲む)とか、水素水(これは高価な浄水器が必要)などです。

pHを高めるということは、身体を健康なバランス状態に戻し、回復力(免疫・自然治癒力)も強化するというわけです。病気になりたくない人や、病気を治したい人はすぐに実践するべきだと思います。予防することも考えないで、病気になってお涙ちょうだいとか、病気の人を可哀想とか思ってしまう人は、メディアや利権に洗脳されきっていることも自覚できない本当に可哀想な人達だと思います。

もし僕がガンになったら、それまでの生活を大いに反省し、いっさいアロパシー(手術・抗癌剤・放射線)は使用せずにガンと正面から向かい合って生きていこうと思います。もちろんできるだけ予防しますけどね♫

 

 

 

 

 

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