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玄米って。

最近、患者さんとよく玄米の話題になるのでかいつまんで述べていきます。

まず、お米の歴史ですが、日本では弥生時代に大陸から稲作が伝えられ、玄米を土器で煮たり、焼いたりして食べていました。平安時代に精米技術が開発され、白米を食べるようになりました。しかし白米はまだ貴族の一部でしか食べられない貴重なものでした。そして、庶民は玄米や雑穀が中心でした。江戸時代初期まで、武士でも玄米の麦飯が主食であり、庶民は雑穀が中心でした。江戸時代中期以降、武士は白米、農民・庶民も玄米や白米を徐々に食べるようになっていきました。ですので、白米が一般的になったのはごく最近といえます。

ですが、昭和初期にビタミンB欠乏による脚気が大流行し、日露戦争では約21万1600人が脚気になりました。後に、その原因が白米中心の食事であることが判明しました。そして、主食のあり方や栄養について徐々に見直されるようになりました。

現在でも、健康志向の人にとって玄米とはヘルシーでローカロリーな理想的な主食としている方も多いでしょう。玄米菜食やマクロビオテックをやっている人はもちろん、白米に混ぜたり、と様々な使い方があるようです。

玄米菜食やマクロビをやっている人の中には皮膚が黒ずみ、元気の無い方を時折見かけます。また、マクロビをやって老けたという声も耳にします。そして、ガンの予防のために玄米を主食としたけど、ガンになってしまったという例もあります。様々な原因が考えられますが、頑なな玄米食自体が一つの原因ではないかと考えています。

玄米は非常に注意しなければならない食品です。

植物のタネには『発芽抑制因子(アブシジン酸)』という植物ホルモンが含まれています。アブシジン酸はタネが乾燥状態にある時に合成され、水をあげると不活化します。つまりタネに水をやるとアブシジン酸が働かなくなり発芽するということですね。

玄米はコメのタネですから、手元に届く時にはたっぷりとアブシジン酸を含んでいます。このアブシジン酸は成長を抑制するホルモンですから、逆に言えば老化を促進するホルモンであることが近年分かってきました。ですが、発芽させることによりこのホルモンを無毒化することができるのです。

ですから、正しい処理をせず玄米を食べると大量にアブシジン酸を摂取することになりますね。玄米菜食やマクロビで疲れる方はこの影響が大きいと考えられます。

一方、未精製の穀物や豆類にはフィチン酸という、腸内で鉄や亜鉛などとくっつき吸収を阻害する物質も含まれています。フィチン酸はミネラルさえしっかり摂っていれば、腸内の酸化を軽減し大腸がんの予防に役立つと研究されました。今では尿路結石や腎結石の予防、歯垢形成の抑制、乳がん、肺がん、皮膚がんの予防に役立つ可能性があり、抗がん作用や抗腫瘍作用、抗酸化作用による治療への応用が期待されて研究が進められています。また、がん細胞のエネルギーを奪うRBA(Rice Bran A)やがん細胞の増殖を防ぐRBF(Rice Bran F)という成分も含んでいるため玄米は良い一面も持っているのです。

僕は栄養のない白米を食べるくらいなら、玄米を食べるほうが栄養学的にマシだと考えています。しかし糖質であることには変わりがないので、過剰な摂取は避け、時々食べるくらいで丁度いいのだと思います。それ以前に玄米であろうが白米であろうが、感謝しながら頂く気持ちを持てなければ、お話になりませんね♪

※重要なコメ選び

市販されている玄米には発芽しないものもあります。水につけてみないと生きた玄米なのか死んだ玄米なのかは分かりません。もし発芽しなければフライパンで深煎りしてアブシジン酸を不活化する必要があります。深煎りした玄米は炊飯するとパサパサでとても美味しくないですが安全性を考えるのであればやむを得ないといえます。

また、発芽玄米というものも市販されていますが、一度発芽させて再び乾燥させたものなので、発芽前よりもアブシジン酸が大量に含まれています。ですので、もし購入するなら発芽前のなるべく新鮮?な生きた玄米を選択されることをお勧めします。

 

 

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日付:   カテゴリ:ドクターブログ